海外旅行ではeSIMとSIMカードどっちがいいのか?調査検証した結果

海外の空港に着いて、スマホを開いたら圏外。
地図も配車アプリも使えず、Wi-Fiスポットを探してうろうろした経験がある方は少なくないはずです。
出発前にネット環境さえ準備しておけば、この手のトラブルは防げます。
選べるのはeSIM・物理SIMカード・ポケットWiFi・キャリアローミングの4つ。
コストと手軽さの両面でeSIMが一番バランスよく、ただし端末の対応状況や旅行の人数しだいでは別のやり方が合うこともあります。

料金・手軽さ・通信品質・対応機種の3点から見る!海外旅行でのSIMカードとeSIMの違い
1人旅や2人旅なら、eSIMがコスト・手軽さ・通信品質の3項目で一番コスパよく使えます。
一方、3人以上のグループだとポケットWiFi1台をシェアしたほうが安くなる場面もあり、どれが得かは人数や旅行のスタイルで決まってきます。

コスト(7日間目安)
約750〜3,000円
手軽さ
オンライン即時開通。物理カード不要
通信品質
現地キャリア回線に接続。低遅延(Ping 89ms)
対応機種
iPhone XS以降、Pixel 4以降など
グループ利用
1人1契約
キャリアローミングの980円/日はドコモ「世界そのままギガ」・au「世界データ定額」・ソフトバンク「海外あんしん定額」3社共通の料金で、7日間で約6,860円。
eSIMなら同じ7日間を約2,000〜3,000円で使えるので、差額は4,000円前後になります。
通信品質はSIMの形式で差が出るわけではなく、接続先のキャリアと電波環境で決まるもの。
「eSIMだから遅い」「物理SIMのほうが速い」という認識は間違いです。
ローミングの遅延が大きいのは、データが日本を経由して通信するから。
3人以上のグループ旅行で常に一緒に行動する予定なら、ポケットWiFi1台を共有したほうが1人あたりの負担は下がります。
3つの質問に答えるだけで自分に合う通信手段がわかる

次の3ステップで、自分に合ったやり方を絞り込めます。
iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」を開いてください。
「eSIMを追加」と表示されていれば対応済み。
iPhone XS/XR(2018年発売)以降、Google Pixel 4(2019年発売)以降が対応しており、2021年10月以降に購入した端末はSIMロックも原則かかっていません。
確認は30秒で終わります。
渡航先・日数・同行人数の3点だけ決めてください。
1人または2人の旅行ならそのままStep 3へ。
3人以上で常に同じ行動をとる旅程なら、ポケットWiFi1台のシェアもありです。
安く済ませたいならeSIMか現地の物理SIMカード。
7日間で約750〜3,000円に収まります。
設定の手間を最小限にしたいなら、eSIMのオンライン購入かキャリアローミングを選んでください。
eSIMはこの「安さ」と「手軽さ」を両立できる唯一の方法ですが、端末が非対応ならStep 1の時点で物理SIM・ポケットWiFi・ローミングのどれかになります。
eSIMより物理SIMを選ぶべき人の条件3つ

大半の海外旅行者にはeSIMが向いていますが、例外は3つだけです。
1. 端末がeSIM非対応のとき
iPhone X以前、Pixel 3以前など2018年より前に発売されたモデルがこれにあたります。
ただしGSMAの統計によると、eSIM対応デバイスは世界で240種以上あり、非対応端末は年々減っています。
「設定が難しそう」という理由でeSIMを避けている方もいますが、LINEMO調査(2025年、回答者2,100人)では実際に使った人の83%が「簡単だった」と答えています。
2. 90日を超える長期滞在のとき
海外eSIMの有効期限はHolafly・World eSIM・SkySiMなど主要サービスで最長90日。
留学や海外駐在で90日を超えるなら、現地キャリアと直接契約したほうが月額料金を抑えられます。
3. 現地の電話番号で音声通話が必要なとき
海外旅行用eSIMの大半はデータ通信専用で、現地電話番号は付きません。
レストランへの電話予約や現地サービスのSMS認証が頻繁に必要なら、現地番号付きの物理SIMのほうが楽です。
ただしLINEやWhatsAppなどのVoIPアプリで代用できる場面がほとんどなので、ここに当てはまる人は多くありません。
iPhone・Androidで30秒でわかるeSIM対応の確認方法

iPhoneの場合
「設定」→「一般」→「情報」を開き、画面を下にスクロールしてください。
「EID」という項目に32桁の数字が表示されていればeSIM対応です。
iPhone XS/XR以降の全モデルが対応しており、iPhone 13以降は2つのeSIMを同時に使えます。
Androidの場合
電話アプリのダイヤルパッドで「*#06#」と入力してください。
発信ボタンは不要で、最後の「#」を押した時点でEIDが表示されれば対応しています。
表示がなければ非対応です。
SIMロックの確認も忘れないでください。
2021年10月以降に発売された端末は原則SIMロックなしですが、それ以前のiPhoneは「設定」→「一般」→「情報」の「SIMロック」欄に「SIMロックなし」と出ていれば解除済み。
eSIM対応とわかったら、あとは渡航先に合ったeSIMサービスを選ぶだけです。
海外旅行でのeSIMとSIMカードのメリット・デメリットを項目別に比較検証した結果
短期の海外旅行ならeSIMのほうがコスト・手軽さの両面で上回ります。
ただし端末が非対応だったり、現地で電話番号付きの通話が必要だったりすると、物理SIMのほうが早く話がまとまることもあります。
SIM交換不要で出発前に即開通できるeSIMが優れる5つのポイント

1. SIMカードの入れ替えがいらない
eSIMはスマホに内蔵されたチップに情報を書き込む仕組みなので、SIMピンでトレイを開けたり、小さなカードをなくしたりする心配がありません。
物理的なカードを持ち歩かなくていいぶん、荷物の管理もシンプルになります。
2. オンラインで買って最短5〜10分で開通
アプリやWebで申し込んでQRコードを読み取るだけ。
店頭に出向く必要も、SIMカードの郵送を待つ必要もありません。
出発の1〜2日前にインストールだけ済ませておけば、あとは現地でデータ通信をONにするだけで使えます。
3. デュアルSIMで日本の電話番号をそのまま維持できる
iPhone XS/XR以降なら、日本のSIMを入れたまま海外用eSIMを追加できます。
海外にいてもSMS認証や日本からの着信をそのまま受けられます。
4. ローミングより大幅に安い
ハワイ7日間で比べると、キャリアローミングは約6,860円(980円/日 x 7日)。
eSIMなら約2,000〜3,000円で同じ期間カバーできるため、差額は約4,000円。
浮いたお金をランチ代にまわせます。
5. 着陸した瞬間からネットにつながる
出発前にプロファイルをインストールしておけば、現地の空港に着いた時点ですぐネットが使えます。
SIMカウンターの列に並ばなくていいので、到着してからホテルに向かうまでの時間が短くなります。
なお「設定が難しそう」と感じる方もいますが、実際に使った人の85%が「簡単だった」と回答しています(LINEMO調査、2025年)。
端末非対応・音声通話なしのeSIMの弱点3つと出発前にできる回避策

弱点1: 端末が対応していないと使えない
iPhone XS(2018年発売)より前のモデルやPixel 3以前のAndroidはeSIM非対応です。
確認は簡単で、電話アプリから「*#06#」と入力してEIDの表示があれば対応済み。
2021年10月以降に買った端末ならSIMロックも原則かかっていないので、そのまま使えます。
弱点2: 海外用eSIMの大半はデータ通信専用で、音声通話ができない
現地の電話番号がつかないため、レストランに電話で予約を入れるといった場面では不便です。
ただしLINEやWhatsAppのVoIP通話ならデータ通信だけで使えるので、日常の連絡手段としてはほぼ困りません。
デュアルSIM対応端末であれば、日本のSIMを音声通話・SMS用に残しつつ、データ通信だけeSIMに切り替える使い分けが一番スムーズです。
弱点3: QRコードを紛失すると再設定が手間になる
eSIMのQRコードは1回使い切り。
端末を初期化したりスマホを変えたりすると再発行が必要です。
ahamoなら無料、NUROモバイルは440円でオンライン再発行できます。
出発前にQRコードのスクリーンショットを撮っておけば、万が一のときも慌てずに済みます。
現地通話・対面サポート・長期滞在で物理SIMが合理的な3つの場面

1. 端末がeSIM非対応のとき
iPhone X以前やPixel 3以前を使っているなら、物理SIMが唯一の手段になります。
LINEMO調査(2025年)によるとeSIM利用率は全体で31%、50代以上では約25%。
端末が古い世代のままという方はまだ一定数います。
2. 90日を超える長期滞在
海外eSIMの多くは有効期限が最長90日。
留学や駐在で3か月以上の滞在なら、現地キャリアと直接契約したほうが月額を抑えられます。
WiFiルーターは日額制なので長期になるほど割高に。
現地ショップで契約すれば、プラン変更やデータ追加も対面で対応してもらえます。
3. 現地の電話番号で音声通話が必要なとき
レストランの予約、警察や救急への緊急通報、現地の取引先への連絡。
電話回線を使った通話が必要な場面では、音声通話付きの現地物理SIMが必要です。
空港の通信会社カウンターなら、スタッフがSIMの差し替えから設定まで対応してくれるので、初めてでも10分ほどで使い始められます。
3日・1週間・2週間の旅行期間別コスト比較: eSIM vs SIM vs WiFi vs ローミング

旅行期間が延びるほど、eSIMとほかの手段の料金差は広がります。
各期間の目安料金は以下のとおりです。
eSIM(最安クラス)
約640〜790円
現地SIMカード
1,500〜3,500円
WiFiレンタル(大容量)
約2,610〜3,510円
ローミング(3キャリア)
約2,400〜2,940円
3日間だとeSIMは640〜790円、ローミングは2,400〜2,940円で約3〜4倍の差があります。
14日間になると、eSIM約3,000〜5,000円に対してローミングは10,480〜14,000円まで膨らみ、差額だけで7,000〜9,000円になります。
WiFiレンタルは1人で使うと割高ですが、2人でシェアすれば1人あたりの負担は半分に。
3人以上ならeSIMとほぼ同じ水準まで下がるケースもあります。
ahamoユーザーは月額2,970円の中に海外30GB/15日分が含まれているため、2週間以内の旅行なら追加料金ゼロ。
楽天モバイルも月2GBまで海外で無料で使えます。
ドコモの「世界そのままギガ」限定割は3日間2,480円・7日間5,280円、auの「海外放題」は予約ありで1日800〜1,000円、ソフトバンクの「海外あんしん定額」は24時間980円/3GBです。
一人旅・周遊・長期滞在の旅行スタイル別にeSIMとSIMどっちがいいのか?検証結果
旅行の期間と行き先しだいで、安く使える通信手段は違ってきます。
1週間の一人旅、ヨーロッパ3カ国の周遊、半年のワーキングホリデー。
それぞれで最もコスパよく使える方法を旅行スタイルごとに整理しました。
1週間以内の一人旅なら購入から開通まで10分で終わるeSIM一択

1週間以内の一人旅なら、eSIM以外を選ぶ理由がほぼありません。
コストは7日間3〜5GBで750〜1,500円、データ無制限でも2,200〜3,280円。
WiFiルーターを1日500〜1,500円で借りると1週間で3,500〜10,500円かかるので、差額は数千円になります。
購入から開通までの流れも短く、アプリをダウンロードしてプランを買い、現地でデータ通信をONにするだけ。
所要時間は最短3〜5分です。
出発の1〜2日前にインストールまで済ませておけば、現地到着後すぐにネットが使えます。
「設定が難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、LINEMO調査(2025年、回答者2,100人)によると実際に使った人の83%が「簡単だった」と回答しています。
WiFiルーターのように充電や持ち運びを気にする必要もなく、スマホ1台で完結する手軽さは一人旅と相性がいい通信手段です。
2カ国以上の周遊・海外出張にはSIM差し替え不要のマルチ国対応eSIM

複数の国をまたぐ旅行や出張では、国ごとにSIMを買い直す手間がなくなるマルチ国対応eSIMが便利です。
プランは2種類あり、ヨーロッパ30カ国やアジア12〜15カ国をまとめてカバーする「地域別周遊プラン」と、100〜190カ国超に対応する「グローバルプラン」から選べます。
周遊プランなら国境を越えたタイミングで自動的に現地の回線に切り替わるため、到着するたびに設定を変える必要がありません。
ただし、国ごとに個別のeSIMプランを買っていると手動での切り替えが必要になります。
iPhone XS以降は8つ以上のeSIMプロファイルを保存でき、2つを同時に使えるので、日本のSIMと海外eSIMの併用も1台で収まります。
選ぶときに確認したいのは3つ。
渡航先がすべてカバーされているか
データ容量と有効期間が旅程に合っているか
トラブル時に日本語で問い合わせできるか
出張でVPNを使う予定があるなら、VPN利用を制限していないプランかどうかも事前に確認してください。
1カ月以上の長期滞在なら現地SIM契約の方が月額料金で得になる

30日を超える滞在では、eSIMより現地SIMのほうが大幅に安くなります。
タイのAISは月額399バーツ(約1,700円)で20GBと100分の通話つき。
同じ30日間をeSIM(Holafly無制限プラン)で使うと約10,190円かかるため、差は約6倍です。
アメリカでもMint Mobileなら月額約15ドル(約2,300円)で10GBの高速データが使えます。
90日を超えるとコスト差はさらに広がり、タイなら現地SIM3カ月分が約5,100円に対してHolaflyの90日プランは約18,890円。
日本の電話番号はpovo2.0やLINEMOのeSIMで月0〜数百円で維持できるので、デュアルSIM端末で「日本番号の維持用SIM+現地データ用SIM」の2回線運用にすれば1台で済みます。
到着初日はeSIMで数日間の通信を確保しておき、現地に慣れてからキャリアのショップで契約するほうが焦らずに済みます。
韓国・台湾・ヨーロッパ・アメリカの人気渡航先別eSIM対応状況と注意点

対応キャリア
SKテレコム・KT・LG U+
推奨回線
SKテレコム
料金目安(3〜5日)
1,000〜3,000円
注意点
LG U+は1日3GB超過で速度制限あり
韓国はSKテレコム回線のeSIMを選ぶとカバー率・速度ともに安定します。
台湾は最大手の中華電信が無難で、3社ともプラン内容にほぼ差がありません。
ヨーロッパはEU/EEAの「Roam Like at Home」規制のおかげで32カ国を1枚のeSIMで追加料金なく使えるため、周遊との相性が抜群です。
ただし英国とスイスはこの規制の対象外なので、渡航先に含まれるなら個別に確認してください。
アメリカはT-MobileかAT&T回線を使ったeSIMを選べば都市部・郊外とも安定して使えます。
中国本土はeSIM利用に制限があり、2026年時点で対応しているのはiPhone 17eとiPhone Airのみ。
GSMAの予測では2030年までにスマートフォン接続の76%がeSIMに移行するとされており、対応エリアは今後さらに広がる見込みです。
日本の電話番号を維持したまま海外データ通信する方法とLINE・SMS認証への影響

デュアルSIM対応のスマホ(iPhone XS以降、Pixel 3a以降など)を使えば、日本の電話番号を残したまま海外eSIMでデータ通信ができます。
設定は3ステップで終わります。
- 海外eSIMをインストール
- 「設定」からデフォルトの音声回線を日本SIMに、データ通信を海外eSIMに指定
- 日本SIMの「モバイルデータ通信」と「データローミング」をOFF
この設定にしておけば、日本のSIMでの高額なデータローミング料金は発生しません。
データローミングをOFFにしてもSMS受信は止まらず、Apple公式・ソフトバンク公式ともにこの仕様を明記しています。
SMS受信は無料、送信は1通約100円です。
LINEはデータ通信さえあればチャット・通話・ビデオ通話のすべてが使えます。
電話番号を変更したり解約したりしなければアカウントに影響はありません。
銀行アプリやマイナポータルなどのSMS認証も、上記のデュアルSIM設定なら海外にいても受信できます。
ただし万が一の保険として、渡航前にSMS認証に頼っているサービスを認証アプリ(Google Authenticatorなど)に切り替えておくと、SIMの通信トラブル時にも対応できます。
SIMとeSIM、それぞれのメリットを海外旅行で最大限活かせるサービスの調査結果
旅行の目的・予算・端末しだいで向いているサービスは違います。
200カ国対応で1GB約670円のコスパ最重視ならAiralo

海外eSIMの料金をとにかく抑えたいなら、まず名前が挙がるのがAiraloです。
世界200カ国以上に対応し、最安プランは1GB/US$4.50(約670円)から。
台湾1GBで約700円、ハンガリー1GBで同じく約700円と、主要な渡航先で業界最安クラスの価格設定になっています。
プランはローカル(1カ国)・リージョナル(地域)・グローバル(100カ国超)の3種類。
ヨーロッパ周遊のようにまとめてカバーしたいときはリージョナルを選べば、国をまたぐたびに買い直す手間がなくなります。
購入から開通までの手順もシンプルで、アプリかWebサイトで渡航先を選んでプランを買い、Wi-Fi環境でeSIMをインストール、渡航先でデータ通信をONにするだけ。
インストール方法はDirect・QRコード・手動入力の3つから選べます。
サイト・アプリともに日本語対応済みで、サポートへの問い合わせも日本語で送れます(自動翻訳経由の場合あり)。
2019年設立で累計2,000万ユーザー超、Trustpilotでは22,425件のレビューで3.9/5の評価を得ており、68%が星4以上をつけています。
24時間日本語チャットサポート付きでeSIM初心者ならtrifa

LINEMO調査(2025年、回答者2,100人)によると、eSIMを使っていない人の22%が「設定が難しそう」を理由に挙げています。
利用経験者の83%は「簡単だった」と回答していますが、初めてだと不安が先に立つのも無理はありません。
trifaは株式会社トリファが運営する海外eSIMアプリで、世界200カ国以上に対応しています。
最大の特徴は24時間365日、日本人スタッフによる日本語チャットサポート。
時差を気にせず質問できるので、渡航先でトラブルが起きてもその場で解決しやすくなります。
設定はアプリ内で完結し、会員登録からプラン購入、eSIMインストールまで最短3分。
App Storeでは12,866件のレビューで4.6の評価がついており、「設定が簡単」「日本語対応で安心」という声が多く見られます。
ただしAiraloと比べると1GBあたりの単価はやや高めなので、サポート重視ならtrifa、安さ重視ならAiraloという使い分けになります。
63カ国でデータ無制限プランありで容量を気にしたくないならHolafly

海外旅行中にSNSや動画を見ていると、1日あたり1〜3GBのデータを消費します。
YouTube30分で約500MB。
容量制プランだと残りのギガ数が気になって落ち着かないこともあります。
Holaflyは120カ国以上で無制限データのeSIMプランを提供しているサービスです。
購入した日数のあいだはデータ残量を気にする必要がありません。
料金は渡航先と期間で異なり、1日あたり約990円から。
米国5日間なら2,400円、Global eSIMは3日間US$25.90〜30日間US$162.90という価格帯です。
テザリングにも対応していますが、共有先の端末には1日500MB〜1GBの制限がかかります。
また、Fair Usage Policy(FUP)の対象なので、短時間に集中してデータを使いすぎると一時的に速度が落ちることがあります。
ただし翌日にはリセットされるため、観光中の通常利用で引っかかるケースはほぼありません。
追加契約なしで毎月2GB無料+通話無料の楽天モバイルならそのまま海外利用

すでに楽天モバイル(Rakuten最強プラン)を使っているなら、新しいeSIMを買わなくても海外でデータ通信ができます。
毎月2GBまで追加料金なしで使え、対応エリアは飛行機内を含む106の国と地域。
申し込みや専用アプリのダウンロードは不要で、my楽天モバイルから「海外ローミング」をONにし、現地で端末の「データローミング」をONにするだけです。
Rakuten Linkアプリを使えば、日本の電話番号への国際通話も無料になります。
相手がRakuten Linkを入れていなくても無料の対象です。
ただし渡航先によっては発信が非通知になることがあります。
2GB超過後は最大128kbpsに制限され、メッセージの送受信はできてもマップや動画は厳しい速度。
追加チャージは500円/1GBで可能です。
短期旅行で使い方を控えめにすれば2GBで収まることもありますが、足りなくなりそうならAiraloやtrifaのeSIMを併用してデータ通信だけ補うやり方もあります。
出国前にRakuten Linkの初期設定と楽天モバイルネットワークへの接続を済ませておくことが必須条件です。
現地の電話番号と対面サポートが必要なら空港のプリペイドSIMカウンター

eSIM非対応の端末を使っているとき、あるいは現地の電話番号がないと困るとき。
この2つに当てはまるなら、渡航先の空港にあるプリペイドSIMカウンターが確実です。
パスポートを見せるだけで購入でき、スタッフがSIMの挿入からAPN設定、通信確認まで対応してくれます。
所要時間は5〜10分。
韓国ならSKテレコム・KT・LG U+、台湾なら中華電信・台湾大哥大・遠傳電信といった大手キャリアが旅行者向けプランを販売しています。
音声通話付きプランを選べば現地の電話番号が即時に付与されます。
韓国SKテレコムの3日間プランは約1,890円から。
プリペイド式は契約型と比べて通話料がやや高めで、有効期限やチャージ上限の制約もあります。
年末年始や大型連休の空港カウンターは列が長くなることがあるので、KlookやKKdayで事前予約しておくと待ち時間を減らせます。
ちなみに2人旅行・家族旅行で一番お得な通信手段の選び方は?
1人旅なら迷わずeSIMで済みますが、同行者がいると話が変わってきます。
人数と行動パターンしだいで、eSIMとポケットWiFiのどちらが安くなるかが逆転する場面もあります。
2人旅なら各自eSIMが安い: ポケットWiFi1台より合計で約1,000円以上お得

韓国7日間を2人で旅行する場合の試算です。
容量制eSIM(Airalo 3GB/7日)を2人分買うと合計約2,700円。
一方、グローバルWiFi(無制限/7日)を1台レンタルすると受渡手数料込みで合計約4,442円なので、差額は約1,700円になります。
eSIMが安いだけでなく、2人が別行動できるのも大きな違いです。
WiFiルーター1台を共有していると、片方がホテルに戻ったり別の観光地に行ったりしたとき、もう1人は通信が使えなくなります。
eSIMならそれぞれ独立して通信できるので、「午前は別行動、午後に合流」というスケジュールにも対応できます。
ただしデータ無制限のeSIM(Holafly 7日)だと2人分で約9,580円になり、WiFi1台よりも高くつきます。
容量3〜5GB程度で足りるかどうかが分かれ目です。
3〜4人の家族旅行ではポケットWiFi1台共有の方が安くなるケース

人数が3〜4人になると、1人あたりの料金が逆転してきます。
WiFiBOXのアメリカ7日間プランを4人で共有すると1人あたり約1,732円。
同じ期間のeSIM(10GB)は1人あたり約2,180円なので、WiFiのほうが1人あたり約450円安くなります。
韓国4日間なら4人共有で1人あたり約970円まで下がります。
ポケットWiFiは最大5台を同時接続できますが、台数が増えるほど速度が落ちやすく、バッテリーの消耗も早まります。
連続通信は6〜10時間が目安なので、終日の外出にはモバイルバッテリーを持っていってください。
もうひとつ見落としがちなのが行動パターンです。
家族全員がつねに同じ場所にいることが前提になるため、中高生の子供が自由行動を取りたがるようなら、個別eSIMとの併用も検討する価値があります。
50代のeSIM利用率は25%、60代で24%(LINEMO調査)と、祖父母世代にはeSIMの初期設定自体がハードルになることもあります。
子供や高齢者のeSIM非対応端末がある場合はeSIM+テザリングで解決

家族のなかにeSIM非対応のスマホを使っている人がいるときは、対応端末を持つ人がeSIMを入れてテザリングで共有するやり方があります。
iPhoneなら最大5台、Androidなら最大10台まで同時接続できます。
注意したいのはバッテリー消費です。
テザリングを常時ONにしていると、親機のバッテリーが数時間で危機的な残量まで減ります。
モバイルバッテリーは必須と考えてください。
Androidの場合、販売キャリアや購入した国によってeSIM非対応の端末もあります。
渡航前に「設定」>「接続」>「SIMカードマネージャー」にeSIMの項目があるかどうか確認してください。
項目がなければeSIMは使えないので、その端末ではテザリングの接続先として使ってください。
70歳以上はスマホ利用率自体が急激に下がる(総務省 通信利用動向調査)ため、高齢の家族がいるならポケットWiFi(連続通信約9時間、10台以上同時接続対応)のほうがトラブルなく使えます。
最後に!帰国後にやるべき2つのこと: eSIM削除と次回旅行のために一応しておくべきこと
帰国したら、海外eSIMの整理と次回に向けたアカウント管理。
この2つだけ済ませれば完了です。
iPhone・Androidで1分完了: 海外eSIMプロファイルの削除と日本回線への復帰手順

日本のメイン回線で通話やデータ通信が動いていることを先に確認してください。
海外用eSIMを消しても日本の電話番号やLINEには影響しませんが、削除は取り消せません。
iPhoneは「設定」→「モバイル通信」→海外eSIMを選択→「eSIMを削除」で完了します。
Androidは「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「SIMを消去」と進んでください。
Samsung端末は「接続」→「SIMカードマネージャー」経由です。
ただし「無効化(オフ)」と「削除」は別の操作で、無効化ならプロファイルは端末に残ったまま。
一度削除すると復元できず、次に使うときは再購入が必要になります。
リピーター向け: 次の旅行で割引を受けるためのアカウント管理と活用Tips

eSIMプロファイルは消して構いませんが、AiraloやHolaflyのアプリアカウントは残しておいてください。
同じアカウントから次回のeSIMを数タップで再購入できます。
Airaloは累計購入額に応じて5〜10%のAirmoneyキャッシュバックがつき、Platinum(累計US$200以上)なら10%還元。
友人紹介で双方にUS$3のクレジットも加算されます。
Airmoneyの有効期限は最終購入日から1年間で、何か買えば自動リセット。
HolaflyもTravel Clubのクーポンコードで5〜10%割引を受けられます。
年1〜2回の渡航なら都度購入で十分ですが、年3回以上なら月額プランのほうが安くなることもあります。
