海外旅行はSIMとWiFiどっちを選ぶべき?目的別に最適な選び方を全て解説

海外旅行の準備で、「海外でのネット環境はどうしよう?SIMとWiFiなら、結局どっちが安いんだろう?」と悩んでいませんか?

どちらが安いかは、「誰と行くか(人数)」と「何日行くか」で答えが変わります

例えば、家族旅行ならポケットWiFiを借りて割り勘にするのがお得ですし、一人旅なら数千円で済むeSIMが安いサービスになります。

そこで今回は、あなたに合う方法がすぐにわかる診断チャートや、各社の料金比較、よくある失敗の回避策などを丁寧に説明していきます。

この記事でわかること
  • 海外旅行ならSIMとWiFiどっちが安い?
  • 海外SIM・eSIM・ポケットWiFiは何がどう違う?
  • 海外通信の料金プランまとめ│手段別にシミュレーション
  • 海外通信でよくある失敗6選と回避策
  • 海外SIM・WiFiの申込から返却までの手順
  • 【渡航先エリア別】海外通信事情と知っておきたい注意点
  • 海外SIM・WiFiのよくある質問(FAQ)

ご自身の旅行プランと照らし合わせながら、損をしないピッタリの方法を見つけてくださいね。

目次

海外SIMとWiFiどっちがお得?家族で使うならポケットWiFiがおすすめ

家族4人で海外に行く場合、それぞれでeSIMを契約すると合計で6,000円〜20,000円もかかってしまうことがあります

しかし、ポケットWiFiを1台借りてみんなで使えば、1週間で7,000円〜13,000円程度。

1人あたり2,000円ちょっとの計算でたっぷりネットが使えます。

そのため、家族旅行ならポケットWiFiを選ぶのがおすすめです。

一方で、「一人旅だから荷物を減らしたい」という方にはeSIMがぴったりです。

ポケットWiFiを持ち歩く手間がなく、スマホひとつで身軽に旅行を楽しめます。

このように、海外でのネット環境は、一緒に行く人数や旅行の目的によって「一番いい方法」が変わります。

ここでは、あなたの旅行にぴったりの通信手段が見つかるように情報をまとめていきます。

家族・一人旅・出張タイプ別の選び方とおすすめ通信手段

海外旅行にあまり慣れていない家族(2〜4名・1〜2週間)には、設定の手間が少ないポケットWiFiがおすすめです。

4人で1台を使う計算ならば、1人あたり週2,000〜3,300円ほどに収まるのでお財布にも優しいですよ。

ただし、一緒に行く人数や目的によって、ぴったりの方法は少しずつ変わります。

あなたにはどれが一番合っているか、下の簡単なチャートでチェックしてみましょう!

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選べる4つの通信手段

ポケットWiFi
eSIM
物理SIM
国際ローミング

チャートの結果はいかがでしたか?

ここからは、よくある「家族旅行」「一人旅」「出張」の3つのパターンに分けて、それぞれにかかる料金の目安を見ていきます。

家族旅行(2〜4名・1〜2週間)

推奨手段ポケットWiFi 1台レンタル
費用感週7,000〜13,000円(税込)÷4名=1人あたり約2,000〜3,300円
決め手SIMロック解除やAPN設定の知識が不要。
電源を入れてパスワードを共有するだけ。

参照:グローバルWiFiWiFiBOX

一人旅(1名・1〜2週間)

推奨手段eSIM(対応端末所持の場合)
費用感1GB約700円〜10GB約3,150円(税込)
決め手WiFi端末を持ち歩かずに済む。
身軽さが最大の利点。

参照:Airalo

出張(1名・3〜5日)

推奨手段国際ローミング+eSIM併用
費用感ローミングは会社負担
eSIMは自費で1GB約700円(税込)〜
決め手ローミングは遅延が大きくビデオ会議が厳しい場面も。
eSIMならデータ通信の品質を保てる。

参照:povo

家族旅行でポケットWiFiを選ぶと安心な理由は、次の3つです。

①1台を全員で使えるからトータルで安い

ひとりひとりeSIMを契約しなくても、WiFi1台の料金をみんなで分けることで全体の費用が下がります。

4人で1週間使っても、1人あたり2,000〜3,300円ほどで済みます。

②むずかしい設定作業がほとんどない

eSIMはそれぞれのスマホで初期設定が必要になるため、途中でつまずいてしまうことも少なくありません。

WiFiならそういった難しさがないので、機械が苦手なご家族がいても失敗しにくいです。

例えば、eSIMなどを使うと次のようなトラブルが起きることがあります。

よくあるミス起きる状況WiFiなら?
データローミングがオフのまま設定画面でオンにし忘れて現地で通信不能設定不要
機内モード解除忘れ到着後にオフにし忘れて接続されない端末と独立
SIMロック未解除2021年10月以前に発売された端末でSIMロックが残っている場合がある関係なし
eSIM非対応端末そもそもeSIMスロットがない機種だった関係なし

WiFiなら電源を入れてパスワードを共有するだけ。

家族のなかにスマホ設定が苦手な人がいても、全員がすぐにつながります。

日本語サポートがあることが多い

大手レンタル会社は、24時間チャットや空港カウンターを備えていることが多いです。

母国語で相談できる窓口があるのは、英語が苦手な人にとっては大切な判断材料になるでしょう。

ただし、eSIM対応スマホを家族全員が持っていて設定にも慣れている場合は、次の料金比較の具体的な差額を確認してから決めるようにしてくださいね。

>>「海外通信の料金プランまとめ│手段別にシミュレーション」を先にチェックする!

海外SIM・eSIM・ポケットWiFiは何がどう違う?

WiFiやeSIMなど、海外で使える通信手段にはそれぞれ違った特徴があります。

違いを知っておくと旅行中のトラブルも防げるので、まずはどんな種類があるのか、わかりやすい表でサクッと確認してみましょう。

SIM・eSIM・WiFi・ローミングの特徴と向いている人まとめ

表を見る前に、まずはこの4つの方法が「どんなものなのか」を簡単にご紹介します。

スマホの中にある小さなカードを、海外のものに入れ替えて使う方法。
カードの入れ替えと、スマホの通信設定(APN設定)が必要です。

これらの4つの方法について、「料金」や「使いやすさ」「サポート」などを比べてみたのが下記の表です。

料金目安
3〜7日で1,000〜3,000円程度

データ容量
プランにより1GB〜無制限

通信速度
現地キャリア直結

対応国数
購入先の対応国に依存

設定難度
SIMロック解除+APN設定が必要

同時接続
1台のみ

サポート体制
購入先により差が大きい

参照:グローバルWiFiWiFiBOXAiralopovoNTTドコモauSoftBank
※すべて税込

上記の表の内容から、それぞれのサービスが「どんな人に向いているか」をまとめました。

スマホの操作に慣れている「中〜上級者向け」。
長めの旅行で、とにかく安くたっぷりネットを使いたい時に向いています。
※SIMロック解除や通信設定などの知識が必要

ここで一つ注意していただきたいのが、「料金だけで決めない」ということです。

1人用のeSIMを家族の人数分契約すると、結果的にポケットWiFi1台の料金を上回ってしまうことがあります。

さらに、現地での設定トラブルを防ぐためにも、「同行者がスマホ操作に慣れているか」も忘れずにチェックするようにしましょう。

海外通信の料金プランまとめ│手段別にシミュレーション

使いたい方法のイメージが湧いてきたら、次に気になるのは「結局、全部でいくらかかるの?」というお金のことですよね。

この章では、費用の簡単な計算方法から、代表的なサービスの料金比較、そして「自分にはどれくらいのデータ容量(ギガ数)が必要か」までを、順番にわかりやすく解説していきます。

1日いくら×何日×何人?通信費の出し方を家族4人7日で試算

まずは、費用の計算方法です。

海外通信費の計算式は下記の通りです。

総額 = 1日あたり料金 × 日数
複数人なら 1人あたり = 総額 ÷ 人数

この式に当てはめて、家族4人・7日間の韓国旅行を想定した試算をしてみます。

手段1日あたり料金7日間の総額4人の1人あたり
ポケットWiFi(無制限)990〜1,870円6,930〜13,090円1,733〜3,273円
eSIM(個別契約)1,500〜4,790円/人1,500〜4,790円/人1,500〜4,790円
物理SIM150〜200円1,050〜1,400円/人1,050〜1,400円
キャリアローミング(UQモバイル)800〜1,200円/24時間5,600〜8,400円/人5,600〜8,400円

参照:グローバルWiFiWiFiBOXAiralopovoUQ mobileSoftBank
※すべて税込

料金を計算するときに、ちょっとした落とし穴があります。

例えば、eSIMなどはどうしても「人数分」のお金がかかるので、家族全員分をまとめると、WiFi1台をみんなでシェアするよりも割高になるケースがあります。

そして、WiFiのレンタルもサービスによっては受け渡しに数百円の手数料がかかることも…。

「1日分の料金が安いから」とすぐに決めるのではなく、「全部でいくら払うのか」をしっかり確認するのが損をしないコツです。

eSIMとWiFiどっちがお得?代表サービスの料金比較

次に、代表的なサービスの料金を見ていきます。

サービス名カテゴリ代表プラン(韓国・7日間)
グローバルWiFiポケットWiFi無制限4G: 1日1,870円程度
イモトのWiFiポケットWiFi無制限4G: 1日1,480円程度
AiraloeSIM韓国 無制限/10日: 5,750円(公式サイトで最新価格を確認)
HolaflyeSIM韓国 無制限/7日: €26.90〜(公式サイトで最新価格を確認)
UQモバイルキャリアローミングau海外放題: 予約割800円〜/24時間
povo2.0キャリアローミングレギュラートッピング: 0.5GB/24h 640円〜

※料金は時期やキャンペーンで変動します。
契約前は公式ページで最新の金額を確認してください。
※すべて税込

ポケットWiFiやeSIMの料金は、基本的に「どこの国に行くか」と「どれくらいネット(GB)を使うか」で値段が変わります

一方、いつものスマホをそのまま使う「国際ローミング」は、今契約している携帯会社やプランによって「無料で使えるか、追加でお金がかかるか」が違ってきます。

地図・SNS・動画の用途別に必要なデータ容量の目安

“何GBのプランを選べばいいか”は、旅行中の使い方で大きく変わります。

まずは、データ消費量の目安を見てみましょう。

用途1GBでできること1日あたりの目安
LINE音声通話約56時間100〜200MB
Web閲覧約3,000ページ50〜100MB
動画視聴(YouTube標準画質)約2.3時間500MB〜1GB

参照:ソフトバンク公式FAQ

地図とメッセージを中心に使う標準的な観光スタイルなら、1人1日500MB〜1GBが目安です。

ただし、動画視聴が加わると1日3〜5GBまで跳ね上がるため、家族に動画をよく見る人がいる場合は大容量のプランが必要になってきます。

それを踏まえたうえで、家族4人・7日間(標準観光)で試算すると合計は約18GB前後です。

18GBの内訳
  • 地図アプリ:約0.7GB(WiFi共有なら1台分)
  • LINE等メッセージ:約1.4GB
  • SNS閲覧:約8.4GB
  • Web閲覧:約0.7GB
  • 動画視聴(30分/日): 約7.0GB

上記の目安が、無制限プランを選ぶか、20GB前後の大容量プランを選ぶかの判断ラインになります。

人数と日数で変わる!家族構成別の最安プランの見つけ方

人数と滞在日数の組み合わせによって、割安になる手段は入れ替わります。

以下の早見表で料金の傾向を確認してみましょう。

WiFi割り勘
2,970〜5,610円

eSIM個別
700〜1,350円

推奨手段
eSIM

※すべて税込

大まかな目安として、「3人以上で5日以上」の旅行なら、WiFiを1台借りてみんなで分けるほうが安くなることが多いです。

反対に、「1〜2人で数日だけ」の旅行なら、eSIMのほうが全体の費用を安く抑えられます。

例えば、WiFiBOXという会社の韓国向け無制限プラン(1日990円・税込)なら、4人で7日間使っても1人あたりはたったの約1,733円。

もし「自分の場合はどっちがお得かな?」と迷ったら、先ほどご紹介した計算方法を使って比べてみてくださいね。

海外通信でよくある失敗6選と回避策

通信サービスとの契約などが終わっても、「現地に着いたらネットに繋がらない!」「あとから高い請求が来た…」というトラブルは意外と多いものです。

せっかくの旅行を最後まで安心して楽しめるように、ここではよくある失敗とその防ぎ方を、「設定のトラブル」と「お金のトラブル」の2つに分けてわかりやすくご紹介します。

APN設定ミス・圏外・受取返却トラブルなど技術的な失敗3選と対処法

海外で「電波は立っているのにインターネットに接続できない」というトラブルを経験する人は少なくありません。

これらのトラブルの原因の多くは、出発前か現地到着直後の設定作業にあります。

よく起きる技術的な失敗を3つ、事例・原因・対策の順に説明していきます。

主な原因
国内では不要なため初期値がOFFになっており、変更した記憶がないまま渡航してしまう。

対策
渡航前に「設定→モバイル通信→データローミング」をONにする。
機内でOFFにした場合は到着後すぐ再確認する。

もし、現地でインターネットにつながらない場合は、次の5ステップの順に試してください。

  1. 機内モードをONにして30秒待ち、OFFに戻す
  2. 「設定→モバイル通信→データローミング」がONになっているか確認する
  3. APNを一度削除し、キャリアの手順ページを見ながら再入力する
  4. 端末を完全に再起動する
  5. キャリアまたはeSIMプロバイダのサポートに連絡して状況を伝える

たいていのトラブルは、4番目の「スマホの再起動」まで試せば直るケースがほとんどです

もしeSIMを使っていて直らない場合は、下記の確認法も試してみると、何が原因かハッキリしやすいでしょう。

▼スマホが「eSIMに対応している機種」かどうかの確認法

iPhoneの場合

  1. 「設定」→「一般」→「情報」の順に開く
  2. 「EID」という項目(数字)が表示されていればOK

参照:Apple サポート

Androidの場合(機種によって異なる)

  1. Google Pixelなら「設定」→「デバイス情報」を開く
  2. 「EID」という項目(数字)が表示されていればOK

参照:Google Pixel ヘルプ

もし、どこを探してもこの「EID」が見当たらない場合は、eSIMが使えないスマホです。

ポケットWiFiなど、別の手段を検討しましょう。

高額ローミング・容量超過・割り勘トラブル、金銭面の失敗3選と防ぎ方

金銭面の失敗は技術的な失敗と違って、気づいた時点ですでに損失が確定しているケースがほとんどです。

そのため、対策は「後から直す」ではなく「出発前に防ぐ」しかありません。

3つの代表的な失敗を事例・原因・防ぎ方を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

原因
定額プランの対象外エリアや設定漏れで従量課金が発動する。
国民生活センターでも、定額プラン対象外のエリアで数十万円の請求を受けた相談事例が報告されている。

防ぎ方
渡航前に定額プランの対象エリアと適用条件を確認する。
定額外エリアでは手動でデータローミングをOFFにするか、「ネットワーク手動選択」に切り替えて現地キャリアへの自動接続を防ぐ。

また、空港やカフェで使える無料のWiFiはとても便利ですが、実はセキュリティが弱く、パスワードやクレジットカードの情報を悪い人に「盗み見」されてしまう危険があります。

特に、パスワードを入れなくても誰でもすぐ繋がるWiFiは、なるべく使わないのが賢明です。

もし、海外からネットでお買い物をしたり、銀行のアプリを見たりする場合は、「VPN(通信に鍵をかけて守ってくれるアプリ)」を使うようにしてくださいね。

また、無料WiFiだけで旅行しようとすると、お店を出た途端に道が調べられなくなって困ることもあるので、やはりポケットWiFiなどを1つ準備しておくのがおすすめです。

海外SIM・WiFiの申込から返却までの手順ガイド

旅行の前に「どんな手続きが必要か」を知っておけば、当日の空港でバタバタせずに済みます。

ここでは、ポケットWiFiやeSIMなどの申し込みから使うまでの流れや、出発する前・帰国した後に気をつけておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。

ポケットWiFiの申込・空港受取・返却までの4ステップ

まずは、ポケットWiFiの申込・空港受取・返却までの手順を4つのステップで確認しましょう。

STEP
Web予約(出発日の1〜2週間前)

グローバルWiFiイモトのWiFiなど各社公式サイトで、渡航先・利用日数・受取方法を選択して申し込みます。

空港カウンター受取を選ぶ場合、サービスによっては受取手数料(例: グローバルWiFiで550円(税込)/台)が別途かかります。

STEP
空港カウンターで受取(出国ゲート通過前)

カウンターは出国ゲート外に設置されており、受取には5〜15分ほどかかります。

グローバルWiFiはスマートピックアップ(事前登録で機器を直接受け取れる仕組み)にも対応しています。

時間に余裕をもって到着してくださいね。

STEP
現地で電源ON・接続確認

電源ボタンを5秒長押しして起動し、スマートフォンのWi-Fi設定からSSIDを選択してパスワードを入力すれば接続完了です。

接続後は、スマートフォン本体のモバイルデータ通信を必ずオフに切り替えてください。

そのままにしておくと国際ローミングが発生します。

ルーター本体のバッテリーは連続4〜5時間が目安のため、WiFiルーター給電用のモバイルバッテリー(スマホ充電用とは別に用意)を携帯することをおすすめします。

STEP
帰国後の返却

空港内の返却BOXに投函するか、宅配で返送します。

宅配返却の期限は帰国翌日までです。

延滞した場合の追加料金はグローバルWiFiが1,970円(税込)/日です。

帰国日が確定したら返却方法を先に決め、必要なら返送用封筒を出発前に準備しておいてください。

eSIMの購入からAPN設定までの手順

次に、eSIMの購入からAPN設定までの手順をご紹介します。

eSIMの準備は、スマホのアプリでプランを買って、表示されたQRコードを読み込むだけで終わります。

ここで1つ気をつけていただきたいのが、QRコードは「1回きり」しか読み込めないということ

途中で画面を閉じたりしないように、ゆっくり慎重に進めてくださいね。

また、この設定には必ず通信環境が必要になります。

現地に着いてから「ネットがなくて設定できない!」と慌てないように、出発前の自宅や、日本の空港の無料Wi-Fiを使って終わらせておくようにしましょう。

購入手順(Airaloの場合)
  • アプリを開いて渡航先の国・地域を検索
  • データ量とプランを選択して決済
  • 「My eSIMs」にQRコードが表示される

参照:Airalo

インストール手順は以下の通りです。

iPhoneの場合

  1. 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→「QRコードを使用」
  2. 表示されたQRコードをカメラでスキャン
  3. 「モバイル通信プランを追加」の確認画面でタップして完了

APNは自動設定されるため手動入力は不要です。

格安SIMを利用している方は、既存のAPN構成プロファイルを事前に削除しておいてください。

削除しないと新しいプランが正しく動作しない場合があります。

Android(標準端末)の場合

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」横の「+」→「SIMをダウンロード」
  2. 画面の指示に従いQRコードをスキャン

Galaxyシリーズの場合

  1. 「設定」→「接続」→「SIMカードマネージャー」→「eSIMを追加」の順で進む
  2. 手動設定が必要な場合はAPN名を入力して保存

Galaxyシリーズの場合は、APNはほとんどの機種で自動設定されます

設定値はeSIMプロバイダーの管理画面から確認できます。

出発前の5項目チェックリストと帰国後のリセット手順

出発前に確認しておきたい5つの項目は、下記の通りです。

STEP
SIMフリー確認

iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」で「SIMロックなし」と表示されているか確認します(Apple サポート)。

Androidは「設定」→「デバイス情報」から確認できます。

SIMロックがかかったままでは海外SIM・eSIMを認識しません。

STEP
データ容量・プラン選択

渡航日数と用途(地図・動画・SNS程度か、テレワーク中心かなど)に合ったデータ量のプランを選びます。

STEP
対応国・エリア確認

購入前に、渡航先の国と利用エリアがプランの対応範囲に含まれているかを必ず確認してください。

空港・市内のみ対応でリゾートエリアは圏外というケースがあります。

STEP
充電器・変換プラグの確認

渡航先によってコンセント形状が異なります

充電器の対応電圧が100〜240Vであることを本体に記載された仕様で確認し、必要に応じて変換プラグを準備してください。

STEP
サポート窓口の連絡先を控える

接続トラブルや設定不明時に備えて、利用するサービスのサポート窓口(電話番号・チャットURL)をメモまたはスクリーンショットで手元に保存しておいてください。

現地でWebにアクセスできない状況を想定した準備です。

次に、帰国後のリセット手順です。

利用しているサービスによって作業内容が異なります。

eSIM利用者
  • 「設定」→「モバイル通信」→該当eSIMを選択→「eSIMを削除」の順で削除
  • 削除前に日本の回線がONになっているかを確認

※削除後に日本回線が有効でないと、そのままデータ通信が使えない状態になります。

物理SIM(海外SIM)利用者
  • 海外SIMを取り出し、日本で使用しているSIMを再挿入する
  • 格安SIM(MVNO)を利用している場合は、再挿入後に各キャリアの手順に従ってAPN設定を再入力
ポケットWiFi利用者
  • 帰国当日に空港の返却BOXへ投函するか、翌日中に宅配で返送する

※ポケットWiFiは、返却期限を過ぎると延滞料が発生するため、帰国便の到着空港に返却BOXがあるかを出発前に確認しておくと当日の手間が省けます。

渡航先エリア別の海外通信事情と知っておきたい注意点

「どこの国に行っても、ネットの繋がりやすさは同じでしょ?」と思うかもしれませんが、実は国によってルールが大きく違います

その国にぴったりの方法を知っておけば、「現地でネットが使えない!」という困ったトラブルをぐっと減らすことができますよ。

ここでは、よく行く国別のネット事情と、出発前にやっておきたい「スマホや充電器のチェック」についてわかりやすくお伝えしていきます。

中国・東南アジア・欧州・北米エリア別のおすすめ通信手段

エリア別のおすすめ通信手段は下記の通りです。

中国の場合

中国では「グレートファイアウォール」と呼ばれるネット規制により、Google・LINE・YouTube・Instagramなど多くのサービスが遮断されます

日本の通信キャリアの海外ローミングや、海外サーバー経由で接続するeSIMを使うことで規制の影響を受けにくくなります。

ただし、中国の空港ではeSIM購入サイト自体がブロックされるケースがあるため、日本出発前に設定を完了させておくことが必要です。

※規制の範囲は変わる可能性があるため、渡航前に最新情報を確認してください。

東南アジアの場合

タイなどの空港では現地SIMを購入できますが(例:AIS SIM2FLY 4GB/8日 299バーツ〜)、手続きは現地語対応が中心です。

AiraloなどのeSIMなら渡航前に日本語環境で購入・設定が完結し、到着後すぐに使い始められます(例:1GB/3日 700円(税込)〜)。

欧州の場合

EUの「Roam Like at Home」規制により、EU加盟国間のローミングは追加料金なしで利用できます。

Holaflyなど、ヨーロッパ対応eSIM1枚で33〜40カ国程度をカバーするプランもあります。

スイス・トルコなどEU非加盟国が含まれる場合は、そのeSIMが対応しているか事前に確認が必要です。

北米の場合

T-Mobile・AT&T・Verizonのネットワークに対応したeSIMはAiraloなどで1GB/3日 $6.50〜のプランもあります。

グループ旅行にはポケットWiFiが向いており、最大10台同時接続が可能なサービスもあります。

ハワイには対応していてもグアムには非対応のサービスがある点も確認しておきましょう。

周波数バンド・コンセント・モバイルバッテリーの渡航前チェック

渡航前に下記の3点を確認しておくと、現地での思わぬ障害を防ぐことができます。

周波数バンド

海外SIMを使うには、手持ちのスマートフォンと渡航先キャリアの周波数バンドが2つ以上一致している必要があります

iPhoneはApple公式の技術仕様ページ、Androidは「設定→端末情報」でモデル番号を調べてからメーカー公式スペック表を確認してください。

バンドが合わないとデータ通信が繋がらないため、出発前の確認が欠かせません。

コンセント形状と電圧

世界には8種類以上のコンセント形状があります

米国はAタイプ(120V)、韓国はSE/Cタイプ(220V)、欧州はC/SEタイプ(230V)、英国はBFタイプ(230V)、オーストラリアはOタイプ(230V)です。

多くのスマートフォン充電器は100〜240Vに対応しているため変圧器は不要ですが、プラグ形状を変換するアダプターは必ず準備してくださいね。

モバイルバッテリー

2026年4月以降、航空各社の案内によるとモバイルバッテリーの機内持ち込みは1人2個まで(160Wh以下)に制限されています。

機内でのモバイルバッテリーの充電(バッテリーへの充電・バッテリーからの給電とも)は禁止されており、預け入れ荷物への収納もできません。

※最新の規定はJAL公式案内や利用する航空会社のサイトで確認してください。

海外SIM・WiFiのよくある質問(FAQ)

海外旅行でSIMとWiFiはどっちが安い?

一緒に行く人数によって安くなるサービスが変わります。

一人旅なら、5日間で2,000〜3,500円(税込)ほどで済む「eSIM」がお得です。

そして、家族やお友達など3人以上で行くなら、ポケットWiFiを1台借りてみんなで割り勘にしたほうが安くなります。

海外旅行の設定のまま日本でスマホを使うと高額請求になる?

国際ローミングをオンにしたまま帰国すると、数万円の請求が届くケースがあります。

ただし、ahamoは91の国・地域で30GBまで追加料金なしpovoはトッピング0.5GB/640円(税込)から、楽天モバイルは海外で1GBあたり500円(税込)のチャージで利用可能と、サービスによって請求額が異なります。

自分のスマホがeSIMに対応しているか確認する方法は?

自分のスマホがeSIMに対応しているか確認する方法は次の通りです。

iPhoneの場合は「設定>一般>情報」を開いてEIDが表示されれば対応しています。

Androidの場合は「設定>ネットワーク>SIM」で「eSIMを追加」の項目が出れば対応可能です。

複数人の家族旅行ならSIMとWiFiどっちがお得?

3人以上であれば、ポケット型WiFiを1台シェアするほうが割安です。

例えば、韓国向け無制限プランが1日990円(税込)なら、4人で割ると1人あたり約248円になります。

ただし、別行動をする予定があるなら、1人1枚eSIMを用意したほうがいいでしょう

>>「海外通信の料金プランまとめ│手段別にシミュレーション」を再度チェックする!

海外用WiFiレンタルの1日あたりの料金相場は?

容量300MB程度の4G通常プランは690〜1,170円(税込)程度、大容量・無制限プランは990〜1,870円(税込)程度が目安です。

対応エリアの広さや早割の有無によっても価格が変動します。

※参照:グローバルWiFiWiFiBOX

海外でSIMとWiFiを併用することはできる?

できます。

スマホにeSIMを挿し、同行者とポケット型WiFiをシェアする使い方が典型的な使用イメージです。

ただし、長期滞在や出張で大容量のGBが必要な場合はいいですが、2つの通信費の支払いが必要になるため、支払い総額を試算してから契約するようにしましょう。

まとめ:海外旅行はSIMとWiFiどっちが安い?「人数と目的」で正解は変わる!

海外旅行でSIMとWiFiのどちらが安いかは、「誰と行くか」「どんな旅行か」「ネットをどれくらい使うか」によって正解が変わります

旅行パターンおすすめのサービスメリット
家族やグループでの旅行1台のポケットWiFiをシェアして使う1人あたりの料金が安い
一人旅eSIMやSIMスマホだけで手軽に使える
1サービスの料金が安い
荷物が増えない
出張国際ローミング設定の手間がない
必要に合わせてeSIMを組み合わせられる

料金だけを見るとSIMやeSIMが安く見えますが、家族全員分を買うとトータルでは高くなってしまうことがあります。

逆に、WiFiは1台の値段が高く見えても、みんなで割り勘にすると一番お得になることが多いです。

だからこそ、「とにかく安いもの」を探すのではなく、「自分の旅行スタイルに合うもの」を選ぶことが“失敗しないコツ”です。

選ぶときにチェックしたいポイントは、下記の3つです。

チェックポイント
  • 1人で使うか、みんなで使うか
  • 地図やLINEが中心か、動画を見たりパソコンも繋いだりするか
  • 設定の手軽さを取るか、料金の安さを取るか

迷ったときは、まず「家族旅行ならポケットWiFi」「一人旅ならeSIM」をベースにして、そこから日数や使い方に合わせて決めてみてください。

そうすれば、料金も使いやすさも満足できる通信手段が準備できるでしょう。

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